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前立腺肥大症の新たな手術法について

前立腺肥大症の治療の基本は内服による治療です

 

当院では患者さんの年齢や合併症あるいは生活習慣に合わせた

オーダーメイドの診療を心掛けています.

 

しかし, 排尿困難の増強や尿閉(尿が出なくなる)といった症状の進行

あるいは腎臓の機能が悪くなると言った他臓器に対する影響の出現など

改善が不十分な場合は手術療法が行われます.

 

以前は, 経尿道的前立腺切除術と言われる手術がほとんどでした

最近ではレーザーを用いた侵襲が少なく出血が少ない

HoLEP(経尿道的ホルミニウムレーザー前立腺切除術)やTUEB(経尿道的前立腺核出術)が

増えてきております

これらの手術は近隣の病院で行われております.

 

さらに, 昭和大学横浜市北部病院では

経尿道的前立腺吊り上げ術(Prostatic urethral lift : PUL)と呼ばれる

最新の治療を本年より導入しております

 

先日, 手術の見学させていただきました

 

これは前立腺へインプラントを埋め込み, 圧縮することにより

膀胱出口部の閉塞を解除させる方法です.

手術時間はわずか20分で体への負担が少ないのが特徴です

 

この手術は, さまざまな合併症をお持ちで手術を受けることが難しいとされてきた

患者さんにとってもこの治療なら受けることができる可能性があります

 

ご興味がございましたら気軽に院長まで相談ください

 

都筑はやし泌尿器科クリニック

林圭一郎

 

 

 

 

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