AGA(初診料2,200円 再診料770円)

AGAについて

AGAについてAGA(男性型脱毛症)は、額の生え際や頭頂部の薄毛が進行する疾患です。遺伝的な要因や男性ホルモンの影響によってヘアサイクルの成長期が短縮し、十分に成長する前に髪が抜けてしまうことで発症します。
早期には、髪が細く短くなってきた、抜け毛が気になるといった症状を起こします。早期の適切な治療によって高い効果が見込めますので、お悩みがある場合には早めにご相談ください。
当院ではスタッフ全員が患者さんのプライバシーを重視していますので、診療室以外で受診内容や処方される薬などに関して口頭でお伝えすることはありません。

AGAの原因

遺伝以外の要因としては、DHT(Dihydrotestosterone)がAGAの発症や進行に大きく関与することがわかっています。DHTは男性ホルモンであるテストステロンと5α-還元酵素によって作られ、毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結合する際に毛母細胞の増殖や分化を抑制するTGF-βを放出します。
毛髪には、毛が生えて伸びる成長期成長しなくなる退行期髪が抜ける休止期を経て、再び成長期になって新しい毛髪が生えてくるというヘアサイクルがあります。通常は成長期が2~6年持続しますが、AGAになると毛母細胞の増殖や分化が抑制されて成長期が数か月程度に短縮されてしまいます。細くて短い毛しか生えてこなくなり、すぐに抜けてしまうようになるため、毛髪の量が減っていきます。

AGAの原因

AGAの進行

抜け毛は、額の生え際、頭頂部、もしくはその両方から進行します。そのままにしておくと徐々に進行して全体の毛量が少なくなって薄毛が目立つようになります。
AGAはヘアサイクルの成長期が短縮して薄毛が起こっており、毛根がなくなるわけではありませんので、治療によって薄毛の進行を止めることができます。早めの治療で効果を得やすい傾向があり、目立たないうちに治療を開始することでその状態を長く保てる可能性が高くなります。

AGAの治療

AGAの治療AGA阻害薬(5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬、5α-還元酵素Ⅰ型Ⅱ型阻害薬など)を使った治療を行います。AGA阻害剤は、5α-還元酵素を阻害して、原因であるDHTの産生を抑制し、毛母細胞の増殖や分化の抑制が起こらないようにする薬です。
服用は1日1回ですが、正確に24時間間隔で服用することが推奨されており、毎日決まった時間に服用することをおすすめしています。胃への負担がなく、食事による影響もありませんので、服用タイミングは食後でなくても大丈夫です。
この治療は、服用を最低でも半年以上続けないと効果が実感できないため、焦らずにしっかり服薬を続けることが重要です。育毛剤・発毛剤を併用する場合には、AGA治療薬の効果が現れはじめてからスタートするとより高い効果を期待できるとされています。
肝機能障害がある場合には、慎重な処方が必要になります。また、精液減少などの副作用が起こる可能性がゼロではないため、男性不妊症の場合にはAGA治療は推奨されません。

地道に続けることが必要な治療

AGA治療AGA治療は保険適用されません。自由診療であり、薬の代金を含めすべて自費でお支払いいただく必要があります。また、AGA治療で効果があってからも、服用を中止するとAGAは再び進行します。
効果が現れるまでに半年以上かかり、決まった時間の服用が必要なため、AGA治療は「いつまで」続けるのかという明確な目標を決めて受けることをおすすめしています。ゴールとなる年齢、お子様の成人や結婚といったタイミングなどをイメージしておくと地道な治療を続けやすくなります。なお、モチベーションが下がりやすい方、うっかり服薬を忘れてしまう方にはあまりおすすめできない治療法です。

副作用について

副作用が現れるのは治療を受けた20人に1人以下であり、副作用の発生率は5%以下とされています。当院では、治療を開始して2週間服用を続けたタイミングで状態をチェックし、副作用の有無を確かめています。

主な副作用

  • アレルギー症状
  • 皮膚のかゆみ
  • 口唇腫脹
  • 顔面腫脹
  • じんましん など

性機能に関する症状

  • 性欲減退
  • 勃起不全
  • 射精障害
  • 精液量減少
  • 睾丸痛
  • 乳房肥大
  • 乳房圧痛 など

※性機能に関する副作用が現れる可能性があることから、男性不妊症の方にはAGA治療をおすすめできません。

服用に関するご注意

AGA阻害薬を服用している場合、前立腺がんのスクリーニング検査であるPSA検査を受けると、検査結果の値が半減されることがわかっています。PSA検査を受ける際には、問診などの際にAGA阻害薬を服用していることを医師に必ず伝えてください。また、AGA阻害薬を服用している場合は献血ができないため、ご注意ください。

費用

フィナステリド錠1mg 28錠 5,280円(税込)
デュタステリドカプセル0.5mg 30カプセル 4,730円(税込)
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